明らかである。
当協会は、今後ユーザーが求めるであろうさまざまな要望にこたえていくためには、シュミレーション機能などの付加価値を備えた情報マップの電子図化についての検討を行う必要があると考え、試作事業と合わせてその研究も着々と進めている。
電子情報マップは紙マップと比べ、情報の蓄積および更新などの点において、はるかに有利であるとともに、紙マップでは処理することが難しい時間や季節等の経過により変動する諸情報の処理も容易である。さらに流出油拡散シュミレーションなどの各種シュミレーション機能を加えることも可能である。
このようなことから、将来的には電子情報マップの整備・普及が促進され、単なる電子センシティビティ・マップとしてではなく、さまざまなシュミレーション機能などを備えた総合油防除電子情報マップが、実際の油防除活動の現場において有効に活用されることになるであろう。
〈主任研究員 大貫伸執筆〉

東京湾沿岸域環境保全リスク情報マップ(部分・縮小)

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